2016年11月19日 18:15  カテゴリ:介護住宅知恵袋

クローゼットについて

介護住宅を得意としている建築士、補永です。
介護施設の設計に係わった経験から、
介護を助けてくれる住宅のポイントをお伝えしています。

今回は、クローゼットについてのポイントを2つお伝えします。

年齢を重ねていくと、動くのが億劫になったり、片づけるのが面倒になったりして
ついつい物が増えていきますよね。
歳を重ねるごとに、ものを厳選して本当に必要なものだけにして、
シンプルな暮らしをするのが快適な生活の鍵になります。

 ウォークインクローゼットですが、たくさんのものが入りそうな
イメージだが、意外と物が収納できないのをご存知ですか。
奥にあるものを取りに行くための人が入るスペースが必要になります。
そのスペースを取らないと、物を押し込めただけの使えない収納になってしまいます。
そう考えると、ウォークインクローゼットが広いからといって、
収納力が多いというわけではないので注意が必要です。
廊下などに面して、横長の収納のほうが無駄なく収納でき、
実は収納力は大きいのです。

 また、ウォークインクローゼットでなくて、ウォークスルークローゼット
にしてみてはいかがですか。
ウォークスルークローゼットとは、出入り口を複数つくり、
クローゼットを通り抜けできるようにすることです。
当然出入り口には扉を付けて、必要なときは仕切りができるようにします。
クローゼットの扉を開けておけば、空気の入れ替えも自然にできて
衣類にもいいはず。


以上、介護住宅の廊下についてのポイントをお伝えしました。
介護住宅を設計するときは、こういった点に気を使っております。
介護をする人、受ける人どちらにもやさしい住宅をお考えの方、
ぜひ一度ご相談ください。



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