2016年07月19日 11:06  カテゴリ:現場ブログ

脱衣室・浴室の改修工事(豊橋市)

介護住宅を得意としている、建築士、補永です。

補永設計事務所では、工事に入ってからも
施主の要望が工事に反映されているか
介護をする人、受ける人の目線にたてているか
など、現場の進捗状況を定期的にチェックしています。

今日は、脱衣室・浴室の改修工事をお届けします。

 浴室の大きさは1,820×1,365
 ユニットバスなら1216サイズ(0.75坪)が入るサイズです。
 脱衣室は、階段下のスペースを無理やり脱衣室・洗濯室として
 使っているという状態です。

 まずは改修前の写真から
 
     脱衣室・浴室の改修工事(豊橋市)
     (改修前の浴室入り口) 段差があります 手すりがありません

     脱衣室・浴室の改修工事(豊橋市)
     (改修前の深い浴槽)浴槽内に入れて使うステップがあります。

                   浴槽をまたぐ時の手すりがありません                  

     脱衣室・浴室の改修工事(豊橋市)

     (改修前脱衣室)洗濯機が横向きで使いにくそうです     
     

 改修前は入口に段差があり、浴槽も深くお年寄りには
 大変使いにくく、危険な場所になっていました。

 よく見ると、脱衣室にある洗濯機の排水ホースも洗い場に
 垂れ流し状態ですね。
 これでは洗濯の汚れた水で洗い場が汚れてしまいますよね。
 さらに、洗剤で床が滑りやすくなり、非常に危険な状態になります。
 絶対やってはいけません。

 洗濯機も使う側に向いてなく横向きで、使いにくいと思います。
     
 浴室入り口の段差部分ににも手すりがなく

 バランスを崩しやすいところですので、安心して浴室に入ることができるように
 ぜひとも引き戸部分に手すりを付けるようにしてくださいね。

  それでは改修後の写真を

     
     脱衣室・浴室の改修工事(豊橋市)
     (脱衣室・洗濯室)

     
     脱衣室・浴室の改修工事(豊橋市)
     (脱衣室・浴室)
 
 今までうまく利用できてなかった、階段下に水栓と排水を設け
 洗濯機を設置して正面から不自由なく使用できるように配置しなおしました。

 また、洗濯機があることでとても狭かった脱衣スペースが本来の広さを取り戻しました。
 脱衣室には、今まで浴室に付いていた暖房器具を付け直し、ヒートショックにならないように備えます。

 浴室はユニットバスに取り換えて、入り口の段差もなくしスムーズに出入りしてもらえます。
 もちろん手すりもあちらこちらに動作に合わせて使えるように取り付けました。
 浴槽もずいぶん浅くなり、入浴が楽になると思います。

 改修後の、お施主さんの笑顔が印象的でした。

 以上、浴室・脱衣室改修工事の現場からお届けしました。

介護住宅を設計するときは、こういった点に気を使っています。
介護する人、受ける人どちらにもやさしい住宅をお考えの方、
ぜひ一度当社にご相談ください。



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