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介護住宅における、快適で安全な浴室とは? 5つのポイントをご紹介

2017年02月26日 14:29  カテゴリ:介護住宅知恵袋

介護住宅における、快適で安全な浴室とは? 5つのポイントをご紹介

介護住宅を得意としている建築士、補永です。
介護施設の設計に係わった経験から、
介護を助けてくれる住宅のポイントをお伝えしています。

今回は、浴室についてのポイントをお伝えします。

◇快適で安全な浴室とは

1.浴槽の扉は、水じまいの関係で水が脱衣所へ出ない様に浴室側に開くようになっています。
  しかし、浴室から出るときにいったん身体を後ろへ動かさないと扉を開けることができません。
  浴室内は、石鹸やシャンプーが床に残っていると、床が滑りやすくて危険です。
  また、浴室内で倒れた時、外から助けようとしても、身体がじゃまって、扉が開きません。
  浴室の扉は、引き戸にすることをすすめます。

2.浴室は、裸になって利用する場所で、広くないので、転倒した時の事を考え、
  蛇口など角がシャープなデザインよりも、丸みのあるデザインを選ぶと安全です。


3.ぜひとも、浴室の入り口の段差部分、浴槽をまたぐ部分、浴槽内で起き上がる部分には、
  利用者に合った手すりを付けると身体がふらつかず、安全です。

4.浴槽の縁に一度座ってから向きを変え、浴槽に入る様にすると安全です。


     介護住宅における、快適で安全な浴室とは? 5つのポイントをご紹介

    ※写真は、緑ヶ丘の家に設置したユニットバスです。


5.浴槽のサイズは、大きい方がリラックスして入浴できそうですが、
  自分の身体に合ったサイズでないと、浴槽への出入りの際に余分な力が必要なほか、
  浴槽内で身体が安定せず、かえってリラックスできません。


以上、介護住宅の和室についてのポイントをお伝えしました。
介護住宅を設計するときは、こういった点に気を使っております。
介護をする人、受ける人どちらにもやさしい住宅をお考えの方、
ぜひ一度ご相談ください。


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